中島 九七式戦闘機  キ-27甲 編                               気まぐれ製作記リストに戻る
ウクライナのメーカーで「ICM」,初めて組み立てます。

モデルは簡易インジェクションだと思いますが細い凹モールドと全面リベット、外板の凸凹まで表現された非常に繊細なディティールです。

このディテールを生かしたまま製作することを目標にします。

まずエンジンマウントから組み立ててみました。防火壁もリアルですし4つのパーツからなるエンジンマウントもぴったりです。

組み込むと絶対に見えなくなる部分なのに気合の入ったモールドと造りです。
塗装の済んだエンジン関係パーツです。
1/72の再現としては十分だと思います。

シリンダーは軽くドライブラシで立体感を出しました。減速機部分にはプッシュロッド付け根のモールドがあるのでプッシュロッドを作ることにします(オイルクーラーがあるので組み込むとほとんど見えないとは思いますが・・・・)。
プッシュロッド・カバーを伸ばしランナーで追加しました。

防火壁に取り付けたエンジンマウントに気化器や排気管、オイルクーラーなど取り付けたエンジンを取り付けてからエアインテークを接着しました。

プラグコードの取り付けに挑戦しましたが上手く行かず断念しました。

説明書を無視してこの状態でエンジンマウントにエンジンをセットしたのは失敗だったようで、エンジンの微妙な角度を決めるためにはやはり説明書どおりの順番のほうがいいです。

結局エンジンを外すことになりました。
コクピット内壁は簡単なモールドがあるだけです。スロットルレバーやありそうな黒い箱を適当に作り電線らしきものなどを追加してみました。

操縦席床(主翼中央部)の組み立てです。追加工作としてはエッチングのシートベルト、シート高調整レバー、電線当追加しました。
下側主翼の上にコクピット床をセットします。

胴体との摺り合わせは慎重にする必要があります。特に胴体とフラップ部分はクリアランスがないので胴体のフィレットを壊さないようにギリギリまで削ったりフラップを薄くして合わせました。

胴体のフィレットとフラップの後縁を一致するように調整すると主翼上面は驚くほど胴体とフィットします。

このキットは全体に部品の精度が高く、クリアランスがほとんどないので、ちょっとした歪みやわずかなバリが組み立てに大きく影響するようです。
胴体を張り合わせ、ここで一気に飛行機の形になります。

説明書では排気管をエンジンに1箇所だけ接着してエンジンマウントにセットするよう支持されていますが、それではエンジンが入りません。胴体のほうに排気管だけを先に入れ、エンジンを接着してから排気管をエンジンに合わせます。

テールコーンとラダー部品は内部が干渉しますので内部を削り入るように加工する必要がありますが表面の合いは素晴らしく良いです。
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