MU-1 (Amodel \)Summer 1927                                       リストに戻る
 
 
Amodel(ロシア製)のキットとしては初めての購入になります。大戦間の飛行機製作は初めてです。水上機は2機目となりました。
箱絵はとでも「ボックスアート」とお世辞でも言えるようなものではなく、箱を見ただけではまったく購買意欲をそそられないものです(笑)。この製品は国産キットにはない別次元の作る楽しさを教えてくれるものかもしれません。

 この機体はソビエト海軍の基本練習機ですが、Avro 504Kをソビエトでオリジナルのフロートを取り付けてライセンス生産(各国で10,000機以上製作)したもので生産数73機です。大戦間の飛行機ですので一次大戦機の平底フロートとは違い近代的なV型断面フロートになっています。

名称:MU-1(Avro 504K) 初飛行:1923 乗員:2 全幅:10.85m 全長:8.78m 全高:3.21m 翼面積:(m2)30 自重:600kg 全備重量:840kg
エンジン:M-2(Le Rhone)空冷回転星型9気筒 120hp 最大速度:139km/h 上昇限度:4,500m 上昇率:1,000m/5.5min 航続距離:195km (1.5h)
構造:木骨羽布張
部品点数は少なめです。パーツはとげ状のバリが多く、型の傷や引け、捩れもありますし離型材の変色のようなものも見られます、透明部品は全く透明ではありませんが、全体のフォルムはいいようです。各翼の後縁は厚いので削る必要がありそうです。プラスチックの材質は固くはありませんが脆いので細かい部品は注意しないとすぐに折れてしまいます(何本も折ってしまいました)。説明書は塗料の名前以外全部ロシア語なのでさっぱり分かりませんでした。
どこまでがパーツなのかランナーなのかは分かりにくいですし捩れもあるので何度も仮組みをして組み立てました。デカールは隠ぺい力は弱いものの比較的薄く弾力性があります。コックピット内はシートと計器板しかありませんがあまり見えないのでこのまま進めました。
完成写真 翼間支柱は前後一体成型で組み立てやすさを考えたようですが、これが曲者で翼に掘り込まれた穴の深さがまちまちで修正にかなりの時間が必要でしたが全体の雰囲気はよく実機感のでたいいモデルだと思います。寒そうな格好をした(笑)パイロット人形が2体付属していましたが服装の色がわからないのでオミットしました。リギング途中で机から落としてしまいあちこち補修で汚くなってしまいました。
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