多宝塔
沿革

1523年(大永3年)建立(本尊:薬師如来)

1868年(明治元年)神仏分離令により、本尊を大願時に移し、金毘羅神社に祭られていた加藤清正を多宝塔に移す。

1880年(明治13年)宝山神社と改称

1918年(大正7年)祭神は豊国神社(千畳閣)に移され厳島神社付属の多宝塔となる。

 外観はごく一部を除き「和様」です(長押の形態から)。上層隅の挿し肘木が大仏様、下層隅柱の上部に拳鼻があるのが禅宗様だけです。

 垂木や柱などは浄土寺同様、大面取りになって全体に優しい感じになっています。垂木は上下とも平行です。