工兵橋(こうへいばし)         撮影、資料:新具さん
旧広島市内にかかる唯一の吊橋です。京橋川最上流から2本目の橋で人、自転車専用橋です。(上流側右岸からの撮影)
中区白島北町(手前)と東区牛田本町(対岸)を結びます。振れ止めのワイヤーが水平近くに張ってあり美しいカーブを見せています。(下流側右岸からの撮影)
現在の橋は1986年3月となっていますが、最初にかけられたのは1933年(昭和8年)です。
右岸側のメインワイヤーのアンカー部分です。安田学園隣の公園内に設置されています。
写真左:工兵橋左岸南側には京橋川の水位観測所があります。写真右:メインポストは鉄筋コンクリート製、橋桁はアングルによるトラス、床は木製です。
工兵橋より上流側:隣には平行して走る「新工兵橋」その上にアストラムライン(新交通)の高架があります。左手は「広島ホームテレビ」。
工兵橋より下流側:京橋川が猿猴川と別れるところまでを「神田川」とも呼びます。左岸が牛田本町、右岸が白島北町。
右岸南側にある碑(全文転記)

工兵橋(爆心地から約2.3キロメートル)
工兵橋は、白島の陸軍工兵第五連隊(現在の安田学園の位置)と牛田の演習場をむすぶため、1933(昭和8年)に架けられました。原爆によって白島地区は、この工兵隊付近を除いて全焼しましたが、この端は損傷が少なかったため、大勢の被爆者が渡って避難していきました。(多くの被爆者が渡った。
工兵橋 1945(昭和20年 米軍撮影))